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■便秘とは
便秘とは、普段に比べて排便回数が減少し、便の量が少なく、硬さの増した便のことをいいます。
便秘は排便回数では判断できません。
例えば、3~4日に一度の排便習慣でも不快な症状と伴わない場合は便秘とはいいません。
逆に1日に一度の排便であっても、便が硬く、お腹が張った状態が続いたり、残便感があるようであれば便秘ということになります。

■分類
便秘は消化管の器質的異常の有無によって、器質性便秘と機能性便秘に大きくわけることができ、基礎疾患を伴わない機能性便秘を習慣性便秘、それ以外を症候性便秘といいます。
普段多くくみられる便秘は習慣性便秘で、習慣性便秘には、大腸の緊張・蠕動運動の低下などにより便の通過時間が延長しておこる弛緩性便秘と、大腸の痙攣、蠕動の亢進により便の輸送障害がおこる緊張性便秘などがあります。
緊張性便秘は高齢者、中年以降の女性に多く、緊張性便秘は比較的若い人に多くみられます。

■原因
便秘の原因を大きくわけると、便の腸管内通過障害をきたした場合、便の腸内停滞時間が延長し腸管から水分の再吸収量が増加した場合、便意が欠如した場合などにおこります。
便秘の原因となる病気には、甲状腺機能低下症、糖尿病、膠原病などがあります。
薬剤としては、抗うつ薬、抗パーキンソン病治療薬などがあります。
その他、生活環境の変化、精神的ストレスなどによってもおこります。

■症状
お腹が張った感じ、残便感などの他に、不眠、イライラ、痔、肌荒れ、肩こり、頭痛などがおこってくることがあります。

■検査・診断
問診により、基礎疾患が疑われる場合は詳しい検査がおこなわれます。

■治療
規則正しい食生活と排便習慣をつけるよう指導がおこなわれます。
症状によって下剤、整腸剤、浣腸などによる治療がおこなわれます。
基礎疾患がある場合は、その治療がおこなわれます。

■アドバイス
・規則正しい食生活に心がけましょう。
・食物繊維が多く含まれる食材を心がけて摂取するようにしましょう。
・整腸効果のあるヨーグルトや乳酸菌などを摂取するのも効果があります。
・適度な運動を毎日おこないましょう。
・腹部のマッサージなども効果があります。
・毎日きまった時間にトイレに行く習慣をつけましょいう。
・便意を感じたら我慢せずにできるだけすぐにトイレに行きましょう。
・水分を多めにとりましょう。朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むこともいいでしょう。
・下剤は医師の指示に従い、乱用しないよう心がけましょう。