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■片頭痛とは
片頭痛という言葉があらわすように、頭の片方だけがズキズキと脈打つように痛む頭痛をいいます。
確かに左右どちらか片方のみが痛む人が多いのですが、両方に痛みを感じる人も少なくありません。
成人の8.4%が片頭痛があり、そのうちの80%くらいを女性が占めるともいわれています。
頭痛で受診する人の80%近くが片頭痛があるといわれています。
■分類
片頭痛は前兆の有無によって大きく2つにわけることができます。

【前兆を伴う片頭痛】
片頭痛が起こる、1日〜数時間前にさまざまな症状がみられます。
頭痛の前に起こる症状は、視野の中にきらきら輝く光(閃輝暗点)が多くみられます。
その他、精神的不安定症状、うつ状態、脱力感、眠気、あくび、空腹間、しびれ感などがみられることがあります。

【前兆を伴わない片頭痛】
片頭痛が起こる前に予兆となるような症状を示さないものをいいます。

■原因
はっきりした原因はわかっていませんが、セロトニンが多量に分泌され、血管収縮がおこり、その後血管の拡張がおこるため血管が痛むという考えや、三叉神経から血管を収縮させる物質が分泌され、その後血管の拡張がおこるため頭痛がおこるという考えがあります。
その他、ストレスやホルモンバランスの乱れ、日常生活の乱れ、飲酒などが誘因となるといわれています。

■特徴
・脈を打つのに一致してズキンズキン脈打つように痛みます。
・首や肩のこりや張り、生あくびなどの前駆症状がみられることがります。
・頭痛は数日、数週間の間隔をおいて発作性におこることがあります。
・頭痛は長くても2〜3日でいったんおさまります。
・頭痛とともに吐き気、おう吐がみられることがあります。
・強い光、大きな音、不快な臭いで頭痛が強くなることがあります。
・女性に多くみられます。
・血縁者に同じような頭痛を訴える人がいることが多いようです。
・頭を振ったり、運動したりすると頭痛がひどくなります。
・遅くとも30歳くらいまでに頭痛が発症します。
・痛みを感じる部分を強く圧迫すると痛みが軽減することがあります。
・頭痛で夜寝ているときに目覚めることがあります。

■検査・診断
片頭痛の診断は国際頭痛学会の診断基準をもとにおこなわれます。
鑑別診断のために、眼底検査、脳の器質的病変の有無をしらべるために頭部CT検査、MRI検査などがおこなわれることがあります。

■治療
片頭痛の治療は、頭痛がおこっているときに鎮痛をはかる急性期治療法と頭痛をおこりにくくするために毎日薬を服用する予防療法があります。
*急性期療法
市販の鎮痛剤や医師が処方する鎮痛剤などによりなるべく早く痛みを改善し、普段の生活を過ごせるようにします。
片頭痛の特効薬といわれるトリプタン製剤の使用が可能になりました。
市販の鎮痛剤や病院で処方してもらった鎮痛剤も、頭痛が軽いうちに服用することで過剰に服用することが防げます。
*予防療法
頭痛の回数を減少させる、痛みの強さを軽くする、頭痛の持続時間を短縮することを目的に病院で薬を処方してもらい、日常生活を快適に過ごすことができます。

■アドバイス
・日ごろの生活をみなおし、規則正しい生活を心がけることも大切なことです。
・ストレスをためないよう工夫しましょう。
・お薬の過剰を防ぐためにも、症状が軽いうちに服用するように心がけましょう。
・自分の頭痛について理解を深めましょう。
・一度専門医の診察を受け、他に原因がないか調べることも大切なことです。