| ■腹痛とは |
腹痛は日常よくみられる症状なのですが、その原因は腹部疾患だけでなく全身にわたっています。
さらに、不安や恐怖、ストレスなどに対する反応としておこることもあります。
|
| ■分類 |
【内臓痛】
胃や腸などの消化管などが拡張、伸展、筋肉の痙攣、炎症などによる刺激によりおこります。
内臓痛の痛みは、差し込むような痛み、鈍い痛みなどが周期的におこります。
内臓痛の場合、吐き気、おう吐、発汗、冷汗、顔面蒼白、血圧低下なども多くみられます。
痛みは体位を変えたり、体を動かしたりすることで軽減することがあります。
また、お腹をさすることで緩和することもあります。
【体性痛】
腸間膜や壁側腹膜、後腹膜などには知覚神経が分布しているため刺激を痛みとして感じます。
とくに壁側腹膜は皮膚よりも痛みに対して敏感だといわれています。
体性痛の痛みは、限局性で刺すような痛みで痛みが長時間持続します。
炎症性の体性痛は体動や咳などで増強します。
【関連痛】
多くは内臓痛が刺激が皮膚に伝わり、皮膚に痛みがひきおこされます。
また、腹部以外に痛みがひきおこされる関連痛を放散痛といい、例えば、胃の病気で背部痛を訴えます。
その他に、消化器疾患では、体の一部分を圧迫した場合に痛みを認めることがあり、これを圧痛点といいます。
|
| ■検査・診断 |
全身の診察に加え、痛みの場所、発症の様子、尿・排便の状態などの問診がおこなわれます。
さらに、鑑別診断のために血液検査、尿検査、糞便検査、腹部レントゲン検査などがおこなわれます。
その他、内視鏡検査、造影検査、超音波検査、CT検査などもおこなわれます。
|
| ■治療 |
原因がわかれば、原因疾患に対して、内科的治療、外科的治療がおこなわれます。
痛みに対しては、鎮痛解熱剤、鎮痙剤などの投与がおこなわれます。
|
| ■アドバイス |
・腹痛には緊急を要する場合もありますから痛みが強かったり、おさまらない場合はできるだけ早く受診しましょう。
・腹痛の原因がはっきりした場合は、医師の指示に従い治療をおこないましょう。
・精神的ストレスなどが原因となることもありますから、ストレスをためないよう日ごろから工夫しましょう。
|
|
|
|
|
|