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■性器ヘルペスとは
単純ヘルペスウイルスに感染しておこる性器感染症で、女性ではクラミジアについで多い性感染症です。

■原因
性行為またはオーラルセックスで感染します。
単純ヘルペスウイルスにはⅠ型とⅡ型があり、口唇に水泡などをつくるものがⅠ型で、性器に感染するⅡ型がありますが、最近はⅠ型もⅡ型も性器に感染するといわれています。
性行動の多様化により、Ⅰ型とⅡ型の境界が不明瞭となり、混在型も多くみられるようになっています。
ヘルペスウイルスは一度感染すると、脊髄神経に潜んでいて、抵抗力が落ちたり、ストレスなどによって再発します。

■症状
初感染の70~80%が無症状なのですが、成人初発型では症状が強く出ることが多く、感染後数日の潜伏期間を経て、発熱、痛みのあるリンパ節の腫れ、外陰部の潰瘍または水泡形成、激しい外陰部痛がみられ、痛みのために排尿障害または歩行障害をおこすこともあります。
3~4週間で自然に治ります。
再発の場合は、潜伏しているヘルペスウイルスが疲労や月経のきっかけに再活性化され、繰り返し再発します。
初感染のときと比べて、痛みは軽度で、外陰部に小さな潰瘍や水泡がほぼ同じ位置に出現し、数日で自然に消失します。

■検査・診断
問診、視診などにより診断できますが、確定診断は細胞診によるヘルペス感染細胞の確認や単純ヘルペスウイルス抗原の検出などによっておこなわれます。

■治療
抗ウイルス薬のアシクロビル(ゾビラックス)の内服、潰瘍や水泡にはアシクロビル(ゾビラックス)軟膏を塗布します。
再発の場合は軟膏のみの治療がおこなわれるのがほとんどです。
痛みが激しく生活に支障がある場合には入院して治療をおこなうこともあります。

■アドバイス
・一度感染すると、再発する可能性がありますから、ストレスを避け、疲労をためないよう心がけましょう。
・十分な睡眠、バランスのとれた食事など生活に注意しましょう。
・接触感染であるため、発疹がみられるときにはタオルの共有を禁止し、便座や浴室の床、いすなどはよく洗いましょう。
・性交渉によりピンポン感染をおこしますから、発疹が消失後しばらくは性行為は避けましょう。