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■性器クラミジア感染症とは
クラミジア・トラコマティスによって発症する性感染症(STD)のことをいいます。
性感染症(STD)の中でもっとも感染する頻度が高く、患者の約70%は10歳代〜20歳代の男女で、女性が男性の2.3倍と高い割合を占めます。
潜伏期間は1〜3週間で、女性の場合は無症状のことが多いため悪化したり、感染を広めたりすることになります。
感染場所は主に子宮の入り口の子宮頚管部で子宮頚管炎をおこします。
さらに、感染が広がり、卵管や卵巣に至ると子宮付属器炎、骨盤腹膜炎などを発症します。
妊婦が感染し、治療がなされないまま分娩に至ると、赤ちゃんが産道感染し、新生児結膜炎を発症します。

■原因
性行為やオーラルセックスによって、クラミジア・トラコマティスに感染し発症します。

■症状
多くは無症状なのですが、少し黄色かかった透明のおりものが増えたり、軽い下腹部痛や排尿痛があったり、不正性器出血がみられたりすることもあります。

■検査・診断
子宮頸管擦過検体による抗原検出(EIA法)、またはDNA検出(PCR法・DNA法)によって診断がなされます。

■治療
テトラサイクリン系、マクロライド系抗生物質、ニューキノロン系合成抗菌薬などが有効で、経口投与が1〜2週間おこなわれます
骨盤内炎症性疾患や肝周囲炎などで症状が激しい場合には入院し、抗生物質の点滴治療がおこなわれます。
抗菌剤の投与により感染は消失するのですが、腹腔内や卵管周囲の癒着、卵管の狭窄・閉塞は薬物療法では改善されず、不妊症や子宮外妊娠の要因となることがあります。

■アドバイス
・クラミジア感染症を治療せずに放置しておくと、不妊症など生殖機能に影響を与えますから早めに受診し、治療を受けてましょう。
・治療をおこない、自覚症状が消失しても検査において菌の消失を確認するまで医師の指示に従いきちんと治療をおこないましょう。
・治療はパートナーも同時におこないましょう。
・感染の若年化が問題になっていますので親をはじめ社会全体で考え、対処する必要があります。