| ■膣がんとは |
膣に発生するがんで、原発性膣がんは頻度の低い腫瘍で、半数は子宮全摘出後に発生します。
原発性膣がんは、膣の上1/3に多く発生します。
好発年齢は60〜65歳で、閉経後に発生します。
膣は転移性がんの多い臓器で、膣がんの80〜90%は転移性がんといわれています。
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| ■原因 |
原因はまだわかっていませんが、出産回数の多い人に発症しやすいといわれています。
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| ■膣がんの進行期による分類 |
【T期】
腫瘍が膣壁に限局しているものをいいます。
【U期】
膣傍結合組織への腫瘍細胞の浸潤を認めるが、骨盤壁には達してないものをいいます。
【V期】
骨盤壁に至る浸潤が認められるか、あるいは鼠径または骨盤リンパ節に転移のあるものをいいます。
【Wa期】
膀胱粘膜または直腸粘膜を侵す、あるいは骨盤を超えるものをいいます。
【Wb期】は遠隔転移を伴うものをいいます。
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| ■症状 |
不正性器出血とおりものが主症状です。
腫瘍が隣接臓器に広がると、腰痛や下腹部痛がみられます。
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| ■検査・診断 |
がんは内診により、膣を直視下で観察することで診断が可能です。
視診の後、コルポスコピーにより病変の診断がおこなわれ、細胞診でスクリーニング、組織診で確定診断がなされます。
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| ■治療 |
がんに対する基本的な治療法は、放射線療法で、膣内照射、組織内照射がもっとも有効とされています。
さらにリンパ節転移に対する外部照射がおこなわれます。
腫瘍が子宮頚部に近い場合は、広汎子宮全摘出術がおこなわれることもあります。
【予後】
T期の5年生存率は54%、U期の5年生存率は43%、V期の5年生存率は28%、W期の5年生存率は12%となっています。
【膣に転移しやすい悪性腫瘍】
婦人科疾患以外の悪性腫瘍で膣にもっとも転移を起こすものは、大腸がんがもっとも多く、婦人科疾患では子宮外がんがもっとも多いようです。
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| ■アドバイス |
・好発年齢が高齢で、症状がみられても受診がおくれることがありますから早めに受診するようにしましょう。
・子宮摘出を受けられた方はおりものなどの症状がみられた場合は早めに受診しましょう。 |
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