| ■子宮下垂・子宮脱とは |
【子宮下垂とは】
子宮が正常位置よりも下降した状態のものをいいます。
【子宮脱とは】
子宮膣部下端が膣口よりも外部に脱出、下降したものをいい、子宮体部の一部が膣内にとどまっているもの不全子宮脱、子宮底に至るまで全部脱出したものを完全子宮脱といいます。
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| ■原因 |
子宮を支える靭帯や骨盤底の筋肉がもともと弱いという体質的な因子が関与しているといわれています。
外的な加重な負担、分娩などが原因となることもあります。
さらに加齢にともなって、靭帯や筋肉が弱くなることも原因になります。
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| ■症状 |
子宮下垂は必ずしも症状を伴わないことも多く、病状が子宮脱に至ると下垂感、脱出感を感じます。
脱出した部分が乾燥したり、下着などの摩擦することでびらんをおこし、出血やおりものがみられるようになります。
症状が進むと排尿痛、排便困難などがみられます。
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| ■検査・診断 |
内診、膣鏡診で診断ができます。
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| ■治療 |
【ペッサリー法】
ペッサリーを膣内に挿入し、子宮の脱出を抑える方法のことをいいます。
【ホルモン療法】
エストロゲンの低下は骨盤底の支持組織の弱化をきたすことがわかっているため、エストリオール製剤を投与し症状の改善をはかります。
【手術療法】
年齢や妊娠の希望、性生活の有無などによって手術の方法が決定されます。
子宮を温存する方法としては、子宮頚部を切除して膣を縫い縮める『マンチェスター手術』、高齢者で性生活のない人の場合には、前後の膣壁を縫合する『ルフォール氏手術』などがあります。
妊娠を希望しない場合は、子宮を摘出して膣壁を縫い縮める『前後膣壁形成術』、膣式で子宮を全部摘出する『膣式単純子宮摘出術』などがあります。
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| ■アドバイス |
・出産後に一時的にみられることがりますから、産褥体操などで緩んだ筋肉を引き締める、肛門を引き締める、骨盤底の筋肉を鍛えましょう。
・受診するのが躊躇されることがあるかもしれませんが早めに受診し治療を受けましょう。
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