| ■子宮膣部びらんとは |
子宮膣部とは、子宮の先端で膣の中にせり出している部分をいいます。
びらんとは上皮が欠損した状態のことで、いわゆる『ただれ』のことを意味しますが、子宮膣部びらんは子宮の入り口の上皮が傷ついたり、炎症をおこしている『真性びらん』と、一見ただれているように見える『仮性びらん』にわけることができます。
『真性びらん』はまれで、多くは『仮性びらん』です。
子宮膣部びらんは、20歳代〜40歳代に多く、思春期や更年期には減少し、初経後に発生頻度は上昇します。
また、性交経験との関係においては、性交経験のある女性の方の方が多く発生しています。
妊娠との関係は、避妊女性と比べると妊娠中の女性の方が高率に発生しています。
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| ■原因 |
【真性びらん】
セックスやタンポンの挿入などで子宮口周囲が刺激されることにより炎症が起こります。
【仮性びらん】
女性ホルモンが影響しているといわれています。
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| ■症状 |
子宮膣部びらんをおおっている円柱上皮は弱く、刺激により傷ついたり感染をおこしやすい組織です。
円柱上皮が刺激を受けると、分泌物が増え、おりもののとして出てきます。
さらに、出血がみられることもあり、セックスの後に出血することがあります。
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| ■検査・診断 |
内診により確認できますが、がん組織との鑑別をおこなうために細胞診がおこなわれます。
がんが疑われるときには、コルコスコピー、組織診、狙い切除がおこなわれ鑑別診断がおこなわれます。
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| ■治療 |
子宮膣部びらんは生理的現象であるため、とくに症状がなければ治療をおこなう必要はありませんが、おりものの量が多かったり、出血がある場合には治療が必要となります。
【薬物療法】
抗生物質局所投与、ホルモン剤局所投与、抗炎症薬局所投与などがあります。
【凍結療法】
炭酸ガス、液体窒素などを用いてびらん面を超低温で急速凍結し処理する方法です。
【高周波療法】
高周波による電気焼灼法で、電気凝固法ともいわれます。
【レーザー療法】
レーザー光線でびらん面を焼灼する方法です。
【手術療法】
びらん部を外科的に切除する方法で、円錐切除法が代表的です。
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| ■アドバイス |
がんとの鑑別のためにも早めに受診する必要があります。
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