| ■糖尿病とは |
インシュリンの分泌不足や作用不足によっておこる慢性高血糖を主な症状とする病気のことをいいます。
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| ■糖尿病の分類 |
【1型糖尿病】
ランゲルハンス島のB細胞が破壊され、インシュリン分泌がほとんどなく、インシュリン注射が必須となるもので、糖尿病の3~5%を占めるといわれています。
【2型糖尿病】
ランゲルハンス島のB細胞の機能はある程度保たれてはいるが、インシュリンの分泌不全と組織のインシュリン感受性の低下によりおこるものでインシュリンの充填の必要はなく、食事療法、運動療法、血糖降下剤のみでコントロールできるもので糖尿病の95%を占めるといわれています。
【その他の特定の機序、疾患によるもの】
特定の遺伝子、肝臓疾患、薬剤の副作用によって発症するもの。
【妊娠糖尿病】
妊娠をきっかけに発症するもの。
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| ■原因 |
【1型糖尿病の原因】
ランゲルハンス島のB細胞の破壊には自己免疫異常がかかわっていると考えられています。
【2型糖尿病の原因】
糖尿病の遺伝的因子を持つ人に生活習慣因子や加齢が加わり発症すると考えれています。
生活習慣因子には、カロリーの過剰摂取、肥満、運動不足、ストレスなどがあります。
日本の糖尿病患者の増加は食事の欧米化、外食、おやつの過剰摂取により摂取カロリーが増えたことに加え、生活が便利になり身体を動かすことが減り、運動不足となり、その結果として肥満がもたらされています。
これは大人だけでなく、子どもたちにも増加している原因となっています。
【その他の特定の機序、疾患によるものの原因】
ランゲルハンス島のB細胞機能にかかわる遺伝子異常、インシュリン作用の伝達機構にかかわる遺伝子異常などの遺伝子因子。
内分泌疾患、肝疾患、感染症などの疾患、薬剤や化学物質などが原因となっています。
【妊娠糖尿病の原因】
胎盤からインシュリンの作用に拮抗するホルモンが分泌されることと、胎盤自体にインスリンを破壊する酵素があるため、多量のインシュリン分泌がおこり発症します。
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| ■症状 |
喉のかわき、倦怠感、尿量・尿回数の増加、多食、体重減少などがみられます。
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| ■合併症 |
*糖尿病網膜症
網膜の毛細血管がもろくなり、失明することがあります。
*糖尿病性腎症
腎機能障害、腎不全、さらに悪化すると肺水腫、心不全、尿毒症昏睡などを起こし死亡することもあります。
*糖尿病性神経障害
末梢神経、自律神経の機能低下が起こり、下肢痛や痺れ、立ちくらみ、便秘、排尿異常、インポテンツなどがおこります。
その他、糖尿病性昏睡、下肢の壊疽、糖尿病性白内障、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの合併症をおこすことがあります。
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| ■検査・診断 |
問診により、自覚症状、既往症、家族歴などが聞かれます。
尿糖検査、血糖検査によって糖尿病が疑われる場合はブドウ糖負荷試験がおこなわれます。
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| ■治療 |
【食事療法】
糖尿病の治療法の第一は食事療法です。
食事するとインシュリンが分泌されますから、食事をコントロールすることでインシュリンを調整することができます。
身長、体重、肥満、労働量、合併症の有無などを加味しその人に必要はエネルギー量を算出し、それに基づいたバランスの取れた食事を摂取します。
【運動療法】
身体を動かし、運動すると筋肉の細胞がブドウ糖を取り込むため、血中のブドウ糖量が減少し、インシュリンが少なくてすみます。
すなわち運動を行うことで血糖を下げることが期待できるため、医師と相談し無理のない運動を計画します。
【薬物療法】
1型糖尿病ではインシュリン注射をおこないます。
2型糖尿病で、食事療法と運動療法でコントロールできない場合には経口血糖降下薬が投与されます。
しかし、内服薬が効果がないこともあります。
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| ■アドバイス |
・糖尿病因子をもっていても、生活習慣の改善で発症を防ぐことができます。
・過食や肥満、飲酒、ストレスに気をつけ予防に努めましょう。
・食事に気をつけ、血糖を正常範囲に維持するようにしましょう。
・体重のコントロールに努めましょう。
・清潔に心がけましょう。
・けがややけどなどに注意しましょう。
・飲酒はできるだけ控えましょう。
・禁煙するよう努めましょう。
・妊娠を計画する場合は医師と相談しましょう。
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