女性の元気と毎日の生活をちょっぴり豊かにするWomen's Voice
Women's Health
女性特有の病気
女性に多い病気
女性によくみられる症状
女性のからだの悩み
∴Shopping
Baby
離乳食の基礎知識
離乳食とは
【離乳ってなに?】
「離乳」とはその漢字が示すとおり、「乳」すなわちおっぱいやミルクから離れることを意味します。
おっぱいやミルク以外の食べものに慣れ、食べられるようになるまでの移行過程のことを離乳期といい、その食べものを「離乳食」といいます。

【なぜ離乳食が必要なの?】
生まれてからしばらくは、あかちゃんのいろいろな器官や臓器は充分に発達していませんから、消化吸収の良いおっぱいやミルクが理想的な食べものです。
しかし、だんだんとあかちゃんが成長し、いろいろな機能も発達し、動きも活発になってくるとたんぱく質や糖質、脂肪、ミネラルなどの必要量も増えてきます。
おっぱいはだんだんと栄養がなくなってくるからと誤解されるのですが、おっぱいの成分は卒乳までそれほど変化はないといわれています。
おっぱいの成分はかわりませんが、あかちゃんが必要とする栄養はどんどん増えていきます。
ですから、大きくなったあかちゃんに必要な栄養を全ておっぱいやミルクで摂ろうとすると、たくさんの量を飲まないといけないことになります。
しかし、離乳食をあげる目的は栄養だけではありません。
離乳食には舌やあごを動かして食べものを「飲みこむ」ことや「かむ」ことを練習し、覚えるという大切な意味があります。
「かむ」ことをしないと、あごが発達しない、あごが発達しないと歯並びが悪くなる、また内蔵や舌などの発達も遅れてしまいます。
さらに、「かむ」という運動はあかちゃんの脳細胞を刺激し、脳の発達を促すということがわかっています。
また、いろいろな食べものを食べることで食べる楽しみを学び、味覚の発達、自我の発達、感情の分化などからだの成長だけではなく情緒面も発達し人間性豊かな子に成長していきます。
さらに、おいしい離乳食をママやパパと一緒に楽しく食べることで、より深い愛情のつながり、信頼関係ができあがっていきます。



離乳食のスタート!
【離乳食の準備はいつから?】
離乳食の準備として、「麦茶や果汁をあげようとするのですが嫌がって飲みません」こういうお話をよく聞くことがあります。
麦茶や果汁をあかちゃんに飲ませてあげるのは、離乳食へ向けておっぱいやミルク以外の味に慣れさせることとスプーンに慣れさせることが目的です。
このような目的ですから必ず2〜3ヵ月になったからといって、はじめなければならないということはありません。
あかちゃんの成長や発達にも個人差がありますから、離乳食のスタートの時期も個人差があって当然です。
あせらずにゆっくり、無理強いしないことが大切なことです。
そのときはダメでも、また体調が良く、機嫌が良い日にあげてみようというくらいの気持ちではじめてください。

【離乳食のスタートチャンス!】
よく生後2ヵ月になったら果汁を、5ヵ月になったら離乳食をあげましょうと耳にします。
しかし、あかちゃんには個人差がありますから、あかちゃん自身がその時期を迎えるまで待ってあげましょう。
その時期になったら、あかちゃんがちゃんとOKサインを出してくれます。

【あかちゃんからのOKサイン!】
*パパやママが食べているものをじっと見て、欲しがって手を伸ばしたりします。
*パパやママが食べているようすをじっと見たり、よだれを流したり、もぐもぐと口を動かしたりします。
*スプーンなどを口に近づけると、口を開けたり声を出して欲しがったりします。
このようなサインがあれば離乳食のスタートです。
離乳食は月齢や体重ではなく、このようにあかちゃんの受け入れる姿勢が大切です。

【離乳食スタート時に気をつけたいこと!】
いざ、あかちゃんからスタートのOKサインがあっても、ママのなかにはわたしのように料理が苦手で気が重く、不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
また、ママが一生懸命作った離乳食を食べてくれずがっかりしてしまうこともあります。
そんなママの気持ちはわかりますが、あかちゃんにとってははじめてのことだということを忘れないでください。
*食べさせなくてはという考え方はせずに、肩の力を抜いて楽しく、気楽にはじめましょう。
*あかちゃんの体調が良く、機嫌が良い日を選びましょう。
*ママが忙しいときは避け、ママがゆっくりできるときを選びましょう。
*アレルギーの心配な場合は、まずは穀類や野菜からはじめましょう。
*食べさせるものは一品、量は1さじからはじめます。
*嫌がったり、舌で押し出したりしたら無理はせずにまた日をあらためて行ないましょう。
*離乳食はあかちゃんの発育状態にあった調理形態にしてあげましょう。
*離乳食は薄味で、食材そのものの味を楽しませてあげるようにしましょう。
*消化の良い食品を選び、栄養のバランスを考えましょう。
*いろいろ味に慣れさせましょう。



離乳食各期の調理形態
あかちゃんの成長・発達には個人差がありますから、離乳食を作るときもあかちゃんの成長・発達にあった調理形態にすることが大切です。

【離乳準備期】
おっぱいやミルク以外の味に慣れることとスプーンに慣れる時期ですから、この頃の調理形態は液体が適しています。
果汁やスープなどは裏ごししてから、お味噌汁の上澄みは薄くして与えます。
おっぱいやミルク以外の味に慣れるために、いろいろな果物やお野菜を使いましょう。

【離乳初期】
果汁やスープでおっぱいやミルク以外の味にも慣れたあかちゃんですがまだかむことはできません。
この時期は食べものを口に入れ、それを飲みこむことに慣れる時期ですから、はじめは均一の舌ざわりでのどごしの良いドロドロや半流動のペースト状のものが適しています。
だんだんと慣れたらドロドロから少しかたさを増したり、ツブツブを残したりしてすすめていきます。

【離乳中期】
少しかたいものでも飲みこめるようになったあかちゃんは、次に口をモグモグ動かすことができるようになってきます。
この時期は舌と上あごで食べものをつぶして食べる時期ですから、舌でつぶせる程度のものが適しています。
まだ上手に舌や上あごが使えませんから、あまりパサパサしたものは口の中で広がってしまい食べにくいので、少しとろみをつけてあげるなどの工夫をしてあげるといいようです。

【離乳後期】
舌と上あごを使って上手に食べものをつぶせるようになったあかちゃんは、次に口を左右に動かし、かむしぐさがみられるようになってきます。
この時期は食べものを歯ぐきでつぶして食べる時期ですから、やわらかい固形のもので歯ぐきでつぶせるかたさのものが適しています。
この頃になると急に何でも食べれるようになってきます。

【離乳完了期】
歯ぐきでつぶしていたあかちゃんもしっかりかめるようになってきますが、まだ大人と同じとはいきません。
大人よりも少しやわらかめで、食べやすいようにある程度小さくしてあげてください。
遊び食いやむらが出てきたりしますが、一時的なものですから神経質になることはありません。
また、自分で持って食べたがったりしますから、あかちゃん自身が持って食べやすい形に調理してあげるといっそう楽しく食べてくれます。


離乳各期のポイント
【離乳準備期】
生まれてからおっぱいやミルクの味だけしか知らなかったあかちゃんが、これからいろいろな食品を食べるための練習がはじまります。
これからはじまる離乳食に向けて果汁を飲ませてあげましょう。
*開始の時期はおっぱいやミルクのリズムがしっかりついて、ママも育児に慣れた頃からはじめましょう。
*季節の新鮮な果物を使って作ってあげましょう。
*最初は酸味の少ない柑橘類、りんご、いちご、メロン、なし、すいか、ももなどがからはじめてみましょう。
*搾ったジュースを湯冷ましで2〜3倍に薄め、一日スプーン1さじからはじめます。
*便の状態をみながら徐々に増やしていき、4〜5日続け大丈夫なら別の果汁をあげてみましょう。
*いろいろな果汁が飲めるようになったら、トマトやにんじんなどの野菜ジュースを湯冷ましで薄め一日1さじからはじめてみましょう。
すすめ方は果汁と同じです。
*果汁や野菜ジュースに慣れたら、野菜スープやおみそ汁の上澄みを2〜3倍に薄めて一日スプーン1さじからはじめましょう。
すすめ方は果汁と同じです。
*飲ませる量は授乳に影響のない程度にしましょう。
目安は月齢×10ml程度だと言われていますが個人差があります。

【離乳初期】
あかちゃんにOKサインがみられたら、あかちゃんの体調が良く、ご機嫌で元気がある日を選んで離乳食の第一歩をはじめてみましょう。
ママが忙しいときはまた別の日を選んでください。
離乳食の量は、最初は1日1さじからが基本です。
その後は便の状態をみながら2〜3日ごとに量を増やしていきましょう。
はじめの1週間は慎重にゆっくりすすめましょう。
離乳食の食材は、食品の種類は何でもいいのですがアレルギーの心配が少ないおかゆからはじめる方がいいでしょう。
そのあとは野菜、パンなどを使っていきましょう。
魚や卵などのたんぱく質はあかちゃんの腸の発達がまだ未熟ですから、おかゆや野菜などの食べる量が増えてからはじめましょう。

【離乳中期】
ママもあかちゃんも離乳食に慣れ、食べる量もだいぶ増えてきます。
1日1回の離乳食をおいしそうに食べるようになったら1日2回食に進みましょう。
食事の時間は、離乳食をはじめてから1〜2ヵ月もすると、、あかちゃんもだいぶ食べることに慣れてきます。
なるべく、食事の時間を決めて生活のリズムを作ってあげましょう。
パパと一緒に食べることで、食べる楽しさや食事の仕方なども学習することができます。
この頃は味覚が発達する時期ですから、いろいろな食品を食べさせ、いろいろな味を味あわせ慣れさせておくことで好き嫌いが少なくなるといわれています。
食品によっては、はじめてのときに嫌がって食べないこともありますが、それで嫌いなのだと決めつけたりしないでしばらくしてからまた食べさせてみましょう。
また、偏食になったら困るからといって無理強いすることはせずに調理法をかえたり、味付けをかえたりしながら食べさせてみましょう。
味付けは薄味が基本です。
順調に離乳食がすすんでたくさん食べることができるようになった頃、急に食べることを嫌がったり、食べなくなることがあります。
これはあかちゃんの発達過程で食べることよりも、おもちゃや遊びに興味がわいてきたことを意味します。
よくあることですから、機嫌がよく元気で便の状態に問題がなければ心配することはありません。
無理に食べさせることはせずにしばらく時間をおいてから食べさせたり、かたさや味付け、調理法をかえたりしてみましょう。
2回食になり、食べる量が増えても離乳食のあとのおっぱいやミルクは必要です。
欲しがるだけあげましょう。

【離乳後期】
ママも離乳食作りに慣れ、あかちゃんもいろいろなものをおいしく食べるようになり、量もだいぶ増えてきたと思います。
あかちゃんがあごを左右に動かして上下の歯茎で食べものをつぶして飲み込めるようになると、2回食から3回食にすすみましょう。
食事の時間は、朝、昼、夜の3回で3〜4時間あけるようにしましょう。
必要な栄養は食事から摂るようになりますから、栄養のバランスを考えながらいろいろな味を体験させてあげましょう。
味覚が発達し好き嫌いがでてきたり、知恵がついてきますから遊び食いをするようになります。
この頃はおとなと同じことをやりたがる時期ですから、家族と同じメニューを出すと喜んで食べてくれることがありますし、取り分け料理をするとママの手間もだいぶ楽になります。
離乳食も3回食になってくると食べる量も増え、おっぱいやミルクを飲まない子もでてきます。
しかし、離乳食をたくさん食べることができない食の細い子も多いものです。
心配せずにおっぱいやミルクを足してあげましょう。
おっぱいやミルクを卒業するのは3回食がしっかり食べられるようになってから自然にやめる方がいいでしょう。
あかちゃんもいろいろな経験をし知恵もついてきて、食事も自分で食べる意欲と興味がでてきますから、それを大切に育ててあげましょう。
そのためにはあかちゃんが持ちやすい道具をつかったり、こぼしてもいいように工夫し、ママがイライラしないような工夫で見守ってあげるようにしましょう。
また、遊び食い、むら食いが出てくる時期でもあります。

【離乳完了期】
いろいろなものを食べることができ、ある程度のかたさのものがかんで飲みこめるようになったら、離乳食もそろそろ終わりに近づき乳児食への準備に入ります。
おとなと同じ時間での食事になりますが、あかちゃんの生活のリズムを崩さないようにしてあげましょう。
自我がしっかり芽生え、食事でも自分でスプーンやお茶碗を持って食べたがったり、何でも手づかみで食べたりすることがありますので、赤ちゃんが持ちやすい器や器具を利用したり、手で持って食べることができるメニューを工夫してあげると自分で食べるという意欲を伸ばしてあげることができます。
たくさん食べることができるようになったといっても、あかちゃんの胃の大きさは小さく一度にたくさんの量を食べることができませんから必要なカロリーを補うためには回数が必要になり、それがおやつの意味になってきます。
嗜好にかたよらず、その子に必要な栄養、カロリーを補うようなおやつを食べさせてあげましょう。
歯が生えはじめたら、虫歯予防のために歯磨きをはじめましょう。
だらだら食いにならないことも虫歯の予防につながります。