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新生児
生まれてから1ヵ月間のことを新生児期といい、赤ちゃんが胎内から出て、外の世界に徐々に適応していく大切な時期です。
*生理的体重
生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいやミルクをじょうずに飲めませんし、胎便もたくさん出ますから生後4〜5日の間、赤ちゃんの体重は一時的に減少します。これは生理的体重減少といわれるもので、出生時体重の10%前後減少しますが、生後3〜4日目頃から少しずつ増え始め、退院する頃には元の体重に戻ります。
その後は、1日当たり30〜40g増えるようになる赤ちゃんが多いのですが、中には徐々に体重の伸びが増えていく赤ちゃんもいて、それぞれの赤ちゃんによって成長のペースは違っています。
*生理的黄疸
赤ちゃんはまだ肝臓のはたらきが未熟なため、血液中のビリルビンを十分に処理することができません。このため生後2〜3日目頃から肌の色が黄色くなってきます。これは生理的黄疸といわれるもので、ほとんどの赤ちゃんにみられますが、生後4〜5日目頃から徐々に黄疸はとれれはじめ、生後1〜2週間くらいで消失します。
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの中には、母乳性黄疸で長い期間黄疸が続くことがあります。
*へその緒
お母さんから栄養や酸素をもらっていた大切なへその緒も、赤ちゃんが産声をあげた瞬間にその役割を終えます。
切断されたへその緒は、徐々に乾燥し、生後1週間前後で自然に落ちます。
へその緒が落ちた後しばらくはじくじくしていますので、感染しないよう沐浴の後に病院からもらったアルコールなどで消毒し、乾燥に心がけましょう。
*授乳
生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいやミルクをまだじょうずに飲めませんから授乳の回数がとても多いものです。
とくにおっぱいの場合は、母乳が十分に出るようになるまで1〜2週間かかることもありますから、さらに授乳回数は増えますが、頻回に吸わせることが母乳の確立には大切なことですから、赤ちゃんが欲しがったときに欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
*睡眠
おなかの中にいる頃の赤ちゃんは、20〜40分間隔で寝たり起きたりを繰り返していまいた。
出生後もこのリズムはしばらく続き、短い周期で寝たり起きたりを繰り返すためなかかなまとまって眠ってくれません。
さらに、生まれてしばらくは昼夜の別は赤ちゃんにはありませんから、夜に眠ってくれないということもでてきますが、徐々に睡眠の形も整い、昼夜の別もつくようになってきますからしばらくは赤ちゃんのリズムで過ごしましょう。
*感覚器官
生まれたばかりの赤ちゃんの目は薄ぼんやりと見える程度ですが、耳はかなり発達していて、おなかのなかで聞いていたお母さんの声に泣き止んだりもします。
味覚や臭覚、触覚はかなり発達しています。

2〜3ヵ月
生後2ヵ月頃になると、表情も豊かになり、あやすと笑うようになり子育ても楽しさを増してきます。
*喃語
それまでは泣き声だけだった赤ちゃんが、ご機嫌なときに「アー」とか「ウー」などという声が出るようになってきます。これは赤ちゃんの言葉の原型で、喃語といわれるものです。
赤ちゃんが喃語でお話ししてくれるときには、お母さんもお父さんも返事をしたり、身体に触れたりしてあげることで、さらに声がたくさんでるようになったり、うれしそうな表情をみせてくれます。
このようなかかわりが赤ちゃんの心を育てます。
*体と心の成長と発達
この頃になると、丸々として赤ちゃんらしい体格になってきます。
一日の体重増加は、25g前後です。
手足を活発に動かすようになってきますから、運動を妨げない衣類を選んであげましょう。
首のすわりが少しずつはじまり、抱っこしやすくなってきます。
*生活のリズム
外の世界にもなれ、少しずつ昼夜の別を感じるようになってきます。
睡眠のリズムも大人に近づいてきますので、朝になったらカーテンを開けて朝陽を感じさせ、眠るときには灯りを消してあげることで生活のリズムを作ることができます。
生活に変化をつけてあげる意味でも、お散歩を日課にすることはとても良いことです。

3〜5ヵ月
首がすわると、赤ちゃんの視野が広がりることで、いろいろなものへの好奇心が芽生えてきます。
*体の成長
生後3〜4ヵ月の頃になると、赤ちゃんの体重は出生時体重の約2倍になり、身長は10cm前後伸びます。
目ざましかった体重の増加も、少しスローダウンし1日に20g前後の増加となります。
*首のすわり
この頃の運動機能の発達のポイントは、首のすわりです。
早い赤ちゃんは生後2ヵ月からすわりはじめますが、多くの赤ちゃんは生後3〜4ヵ月の間に首がすわります。
ただし、赤ちゃんの発達はとても個人差が大きく生後5〜6ヵ月までかかる子もいます。
*たそがれ泣き
生後3ヵ月頃、夕方になると決まって泣き出したり、ぐずったりするようになる赤ちゃんがいます。
これは、「3ヵ月コリック」「たそがれ泣き」「「ゆうぐれ泣き」などといわれるもので、原因ははっきりしていません。
夕方はお母さんも家事に追われ忙しいと思いますが、抱っこしてあやしてあげましょう。
*離乳食にむけて
果汁や野菜スープなどおっぱいやミルク以外の味に慣れ、スプーンの練習をはじめてみましょう。
中には嫌がる子もいますから無理強いするのではなく、赤ちゃんの様子をみながらいろいろな果汁や野菜スープを試してみてください。

5〜7ヵ月
指先もだいぶ器用になり、おもちゃを握ったり、見たものをつかんだり、つかんだものを口に運んだりして遊ぶようになってきます。
*寝返り
早い赤ちゃんでは、生後4ヵ月頃から寝返りができるになります。
ただし、寝返りのできる時期はかなり個人差がありますから、できないから、遅いからといって心配することはありません。
横をむいて遊んだり、うつ伏せで遊んだりしてあげましょう。
*人見知り
この頃になると、目もだいぶ見えるようになり、人の区別がつくようになってきます。
お母さんとの信頼関係もしっかり成立し、お母さん以外の人が抱っこしたりすると泣き出したりする子が増えてきます。泣いたりぐずったりという大きなアクションの子もいれば、表情が変わったり、抱かれてもじっとするなどさまざま形であらわれます。
*離乳食
離乳食のスターの時期は、赤ちゃんがサインがあってからはじめましょう。
例えば、大人が食事をしているとじっと見つめたり、よだれをながしたり、欲しいと手を出したりする仕草がスタートのサインです。
赤ちゃんによっては、食べることの好きな子もいれば、おっぱいやミルクが好きな子がいますので、そん子にあった進め方をしてあげましょう。
*便秘
離乳食が始まると、便がかたくなったり、回数が減ったり、中には何日も出ない子も出てきます。
便が2〜3日出てなくても、機嫌が良く、おっぱいやミルクの飲みが良い、お腹が張ったりしてないようであれば心配はないですから様子を見てあげましょう。
逆に、1日出てないだけでもお腹が張って苦しそうだったり、おっぱいやミルクの飲みが悪く、機嫌が悪いようであれば便秘と考えて対処してあげましょう。
処置としては、綿棒で肛門を刺激してあげる、お腹をマッサージしてあげるなどがありますが、それでも出ないようであれば浣腸をおこなってあげて下さい。
また、繊維の多いものや果物、ヨーグルトなど便秘に良いといわれるものを多く食べさせてあげましょう。
マルツエキスは便をやわらかくすることができますから試してみるのも良いと思います。

7〜9ヵ月
バランス感覚も発達し、おすわりができるようになると手を使った遊びが増えていきます。
*はじめは、前傾姿勢で両手をついておすわりしていた赤ちゃんが、この頃になると、多くの赤ちゃんがお母さんに支えてもらわなくてもひとりですわっていられるようになってきます。
*はいはい
はいはいが始まる時期、はいはいの形はほんとうにさまざまで、なかにははいはいをしないままつかまり立ちする赤ちゃんもいます。
*手の発達
それまでは「くま手つかみ」だった赤ちゃんも、親指・人差し指・中指の3本の指でものをつまめるようになってきます。
さらに、右から左へ物を移動させることもできるようになり、雑誌や新聞を破って遊ぶことが大好きな赤ちゃんも多いようです。
*おもちゃ
おすわりができるようになると視界がひろがり、まわりのいろいろな物に対して興味が広がります。
テレビのリモコンや携帯電話、鍵や財布など身近なものに好奇心を示します。
また、両手をつかずに一人でおすわりができるようになると、両手が開きますから、おもちゃを持って遊ぶということができるようになり、好きなおもちゃをつかって長い時間遊んだりするようになります。
*自我の芽生え
人見知りや後追いなどは、人に対する認知が深まったことを意味し、さらにごく初期の自我の芽生えもでてきます。
自分の要求が通らないといって大泣きしたり、好き嫌いをはっきり示したり、甘えたりという行動が見られるようになってきます。
さらに、赤ちゃんそれぞれの性格もはっきりしてきて、個性が現れてきます。

9〜12ヵ月
はいはいからつかまり立ち、さらに歩行へとどんどん発達していき、いよいよ赤ちゃん時代も卒業です。
*体の成長
1歳のお誕生日の頃には、体重は出生時体重の3倍、身長は1.5倍となっています。
赤ちゃん体型からスマートな幼児体型へとかわっていきます。
*つかまり立ちからひとり歩き
はいはいからつかまり立ちができるようになり、体のバランスをとるのがじょうずになって伝い歩きへと進んでいきます。
しかし、慎重な赤ちゃん、怖がりな赤ちゃんは伝い歩きの最初の一歩がなかなか出せないことがありますからあたたかく発達を見守ってあげましょう。
*知能の発達
大人の言葉や行動を模倣することで学習を重ね、言葉の理解も深まり、「バイバイ」や「おちょうだい」など意味がわかって行動を示すことができるようになります。
また、おもちゃの電話などを使って模倣遊びもできるようになってきます。
*おもちゃ
日用品などに対する興味が旺盛で、市販のおもちゃよりも、日用品で遊ぶことを好む赤ちゃんも多いようです。危険なものでない限り、しっかり遊ばせてあげましょう。
行動の結果、変化するおもちゃは赤ちゃんへ探究心を育てます。
*事故対策
つかまり立ちや伝い歩き、ひとり歩きができるようなり、行動半期が広がります。
時には思いもよらない行動をとることがありますから、赤ちゃんの生活空間の中の危険を見直し、事故防止策をとりましょう。
とくに、階段からの転落、お風呂場の事故が多いですから気をつけてあげましょう。
*外での遊び
好奇心が旺盛な時期ですし、歩けるようになると、お外で元気いっぱい遊ばせることも大切なことです。外にあるいろいろなものを見たり、聞いたり、触れたりすることは刺激になります。
まだ、お友達と一緒に遊ぶということはできませんが、同じ年頃の子どもたちが遊ぶ姿を見ることも良い刺激になります。